
【スパレッティボール】SSCナポリの攻撃戦術を徹底詳解!(前編)
世界的投資家ジム・ロジャーズの著書『日本への警告』にこんなことが書いてあった。
どんなに些細なことに見えても、小石をひとつずつひっくり返すように調べないといけない。大半の人が成功できないのは、限られた範囲の不十分な調査しかしないからだ。(中略)投資をする時には、私はすべての財務諸表に目を通し、細かい注意書きも見落とさない。経営者側が発表した財務諸表や見通しに関しては、すべて裏をとる。
とにかく細部にまでこだわり、あらゆる情報を徹底的に調べ上げる。一点集中ではなく、全範囲集中。だからこそ、彼は世界有数の富を築き上げたことができたのだ。
なんでここでジム・ロジャースについて紹介したかと言えば、サッカー界にも同じようなこだわりを感じる監督がいるからだ。ルチアーノ・スパレッティ。今季からSSCナポリの指揮官に就任し、開幕7連勝に導いている名将である。
新体制発足からそう日がたっていないにもかかわらず、スパレッティ率いるナポリはすでに高い完成度を誇っている。ビルドアップから縦に速い攻撃、前線からのハイプレスから撤退守備まですべてが整備されている。それも、本当に細かいところまでこだわっているのが見ていてよくわかる。まさに「全範囲集中」のチーム作りだ。そして、それらを試合や状況に応じて柔軟に使い分けられる。
引き出しが豊富で、戦い方の幅が広い。なおかつどの戦い方を選択しても強い。開幕から無傷の7連勝を果たしているのも納得だ。
そんなナポリについて徹底的に解剖する分析記事を3回に分けてお届けしたい。前編・中編は攻撃について、後編は守備についてだ。
主力メンバー
今季のナポリの基本フォーメーションは4-3-3とも4-2-3-1とも表記されるが、個人的には4-3-3が近いと思う。昨季のジエリンスキは明確にトップ下としてふるまっていたが、今季はよりインサイドハーフ的にプレーしている。
スタメンは基本的に図に示した11人。マリオ・ルイ、クリバリ、ディ・ロレンツォ、ファビアン、インシーニェの5枚はリーグ戦全試合に先発中で、オシメンも出場停止となったジェノア戦以外は全試合に先発。新加入のアンギサも加入後はリーグ戦全試合にフル出場中だ。ユベントス戦で失点につながるミスを犯したマノラスに代わってラフマニもスタメン出場が続いており、基本的にはジエリンスキ⇔エルマス、ポリターノ⇔ロサーノのところ以外は固定されている。
この陣容は昨季から大幅には変化していない。変わったところでいえばラフマニとアンギサの定着くらい。しかしながら、これが大きい。安定したビルドアップでクリバリの相棒としての地位を固めつつあるラフマニ(カリアリ戦ではフル出場ながらパス成功率100%という驚異のスタッツを記録)もプラスアルファだが、それ以上に強烈なインパクトを放っているのがアンギサだ。彼がもたらす効能は本文中でじっくり見ていこうと思う。
ビルドアップ
パスに関するスタッツでリーグを席巻
さて、いよいよナポリの攻撃について見ていこう。まずはビルドアップ(自陣でのボール保持)からだ。
今季のナポリを象徴づけているのがショートパスを多用したビルドアップだ。
ここで、下のデータを見てもらいたい。

こちらはセリエA全体において各選手の1試合平均パス数をランキング化したもの。なんとトップ14のうち半分がナポリの選手によって占められている。SofaScore.comより。
このデータを見ればナポリがどれだけパスをつなぐチームかよくわかるはずだ。そのナポリで美しいパスサッカーを構築した過去があるマウリツィオ・サッリがラツィオの新指揮官に就任している今季だが、ここまではそのサッリラツィオを凌駕するパスフットボールを見せている。まさに「スパレッティボール」である。
チーム全体としてのデータでもナポリがセリエAを席巻している。
- パス総数 4270(セリエA1位)
- パス成功総数 3775(セリエA1位)
- パス成功率 88.0%(セリエA1位)
- ショートパス成功総数 1652(セリエA2位)
- ショートパス成功率 92.3%(セリエA1位)
- ミドルパス成功総数 1596(セリエA1位)
- ミドルパス成功率 91.9%(セリエA1位)
- ファイナルサードへのパス成功総数 266(セリエA1位)
特に注目に値するのがパス成功率の高さ。ショート・ミドルともに90%を超えているのは驚異的な数字で、ほとんどミスでボールを失うことがない。
- 相手のシュートにつながったミス 0(セリエAで3チームだけ)
というデータを見ても、不用意なボールロストの少なさがわかる。これがリーグ最少失点の要因のひとつだといえるだろう(先ほども紹介したマノラスのミスによるユベントス戦の失点がある気がするが…)。
パスについて高さ別に分解してみてみよう。ただし、ローパスは最高到達点が肩以下の浮き球パス、ハイパスは肩を超える浮き球パスだ。
- グラウンダーパス総数 3302(セリエA1位)
- ローパス総数 479(セリエA5位)
- ハイパス総数 509(セリエA19位)
やはり、グラウンダーパスの比率が非常に高くなっていることがわかる。パスそのものの数がセリエAでトップクラスにもかかわらず、ハイパスが2番目に少ないというのは象徴的なデータだ。
また、ゴールキーパーのキックに関するデータも見てみよう。
- 40ヤード以上のパス総数 61(セリエA最少)
- GKパス平均距離 32.6m(セリエA18位)
- ゴールキック ロングパス率 30.8%(セリエA17位)※40ヤード以上がロングパス
- ゴールキック平均距離 29.8m(セリエA17位)
キックの距離に関するデータは軒並みリーグで下位にランクされている。これをみても、ナポリがロングキックをあまり用いず、ショートパスを使って丁寧にビルドアップしていこうとしていることは明確だ。
このように見てくると、ナポリはグラウンダーのショートパスを丁寧につないでいくことで攻撃を組み立てていることが見えてくる。しかも、ミスが少なく不用意なロストがほぼない。なぜボールがよくつながるのだろうか。
その秘訣は、後方にかける人数の多さにある。
ビルドアップが安定する秘訣

ウディネーゼ戦の前半におけるナポリのボール保持時の平均ポジション。これがナポリの基本的なビルドアップ時の陣形だ。
ナポリのビルドアップにおいて大きな特徴になっているのが4バックを全員後方に残すことだ。
現代サッカーにおいて、ビルドアップ時には3バックを形成することが多くなっている。昨季までのナポリもそれに倣い、RBのディ・ロレンツォを残す一方でLBのマリオ・ルイをウイング化することで左肩上がりの3バックを形成することが多かった。
ところが、スパレッティはこれをやらない。4バックを全員後方に残し、サイドバックをふたりとも後方でビルドアップに加える。さらに特徴的なのが、CBと近い距離を保ってあまりワイドに広がらないこと。DF4人が中央3レーンに配置されることで、互いに近い距離を保つのだ。
CBの前に陣取るファビアンの存在も大きい。彼もCBと近い距離をとって斜めのパスコースを提供する。こうすることで、ボールホルダーのCBには常に相方のCB、SB、ファビアン、GKと多くのパスコースが用意される。だから中央での不用意なパスミスが起こらないのだ。
各選手の距離の近さと人数をかけることによる選択肢の多さ。これがショートパスが多くなっている原因であり、パスの成功率がとても高くなっている要因だ。

ここまで説明してきたことがわかりやすいのがこちらの画像だ。マリオ・ルイ&ディ・ロレンツォの両SBが後方にとどまるだけでなく、やや中央寄りに立っていることがわかると思う。タッチラインを踏むくらいまで開いているインシーニェ&ポリターノの両ウイングと比較すると、SBが内寄りに絞ったポジションを取っていることがわかると思う。
さらに、インサイドハーフのポジショニングも特徴的。彼らもまた、あまり高すぎないポジションを取る。
現代サッカーでは5トップを作って相手の4バックに対して数的優位を突き付け、押し込もうとするのが主流だ。ナポリと同じ4-3-3を採用しているマンチェスター・シティでは、3トップの間にインサイドハーフを押し上げることで5トップを形成する。
しかし、スパレッティは安易に流行に乗らない。インサイドハーフをFWラインに加わらせるのではなく、ビルドアップ部隊と3トップの間に配置。両者をつなぐ中継地点として機能させることで、より安定したパスワークを実現している。
さらに、ビルドアップ部隊との距離を近くすることでインサイドハーフが降りてサポートに入ることも容易だ。実際にナポリの試合を見ていると、アンギサやジエリンスキがファビアンの隣まで下りてきてサポートする場面は多くみられる。
このように、ビルドアップに人数をかけて安定してパスコースを提供、ショートパスをつないで丁寧に前進していく。これがナポリのビルドアップの基本的な狙いだ。

各選手が近い距離を保っておくことで、CBに常にパスコースを提供できる。低く、また内寄りに立っているSBがキモ。

SBにボールが出たときも同様だ。ここでキモになるのがインサイドハーフ。彼らがFWラインに入っていたら、おそらく相手のMFに背中で消されてしまう。インサイドハーフが中間的な立ち位置にいることで、SBに選択肢を提供しやすくなっている。
縦のオーバーロード
後方に人数をかけることで安定したビルドアップを実現しているナポリ。しかし、後ろに人を集めるのにはほかにも理由がある。それが、前方にスペースを作り出すことだ。
これを理解するために、近年よく用いられているオーバーロード&アイソレーションという戦術をおさらいしてみたい。
オーバーロードは日本語に訳すと「過負荷」。サッカーでいえば、片方のサイドに多くの人数をかけて密集させることを指す。
片側に人が集まるということは、逆サイドはスカスカになっているということだ。ここにあえて選手を孤立させておくのがアイソレーション(日本語訳は「孤立」)である。このふたつの戦術はセットになる。
オーバーロードをかけることで相手を片側に引き付けておいて、一気に逆サイドにサイドチェンジ。アイソレーションしている選手に広いスペースを与えてそこで勝負させる。アイソレーションしている選手は個人技に優れたウイングであることが多く、彼らの質的優位をさらに強調する戦術として猛威を振るう、というものだ。
このように、従来のオーバーロードはピッチの横方向で行われる。一方、ナポリはこれを縦方向で行っている。
つまり、ビルドアップに人数をかけることで自陣にオーバーロードをかける。そうすることで相手のプレッシングを引き付け、敵陣に3トップをアイソレーションさせておく。ここに一気にロングボールを送り込むことで、アタッカーの質的優位を強調するのだ。

ナポリの「縦のオーバーロード」
特にロングボールのターゲットになっているのが1トップに入るオシメン。彼の爆発的なスピードをはじめとした個人能力を最大限に生かす。そのためにオシメンが勝負するためのスペースを生み出すこと。これが後方に人数をかけるもうひとつの目的になっているのだ。
両ウイングがタッチラインを踏むくらい大きく開くのもそのためだ。SBを引き付けることでよりオシメンをアイソレーションさせるのである。
縦横にオシメンから距離をとってあえて孤立させるという設計も、すべては彼のオープンスペースでの無類の強さを活かすためだ。
ナポリのロングパスに関するデータも見てみよう。
- ロングパス総数 638(セリエA13位)
- ロングパス成功総数 467(セリエA4位)
- ロングパス成功率 73.2%(セリエA2位)
パス全体の数はセリエAトップながら、ロングパスに限れば下から数えたほうが早い。やはり、基本的には短い距離でパスが多くなっていることがわかる。
しかし、ロングパス成功数では一気にセリエA4位にジャンプアップし、ロングパス成功率では2番目の高数値だ。数は少ないながらも、極めて効果的にロングパスを使っていることがわかる。
この成功率の高さは、そのままオシメンのオープンスペースでの質的優位を物語っているととらえていいと思う。大雑把に裏に蹴っておけば、たいていオシメンが何とかしてくれる。そして、その力を引き出すための緻密な設計もまたロングパス成功率の高さにつながっているといえるだろう。
↓ オシメンへのロングボール一発でひっくり返しPKを獲得したシーン
広いスペースでオシメンを単独で止めることはほぼ不可能だ。ゆえに、ロングボールを見せられると相手は2対1でオシメンに対応するよう変更することが多い。
こうなると空いてくるのがプレッシングに出ていったMFとオシメンを警戒して下がるDFラインの間のスペースだ。ここを使うのがジエリンスキである。アンギサが引いて行く一方で、ジエリンスキは中途半端な位置にとどまる。こうすることでフリーになり、オスピナからのロングパスを引き出すのだ。
オシメンを活かすことだけでなく、それが消された次の行っても打ってある。スパレッティのディテールへのこだわりに脱帽だ。
ライン間でボールを受けた選手は前を向き、ドリブルで前進する。だから、ナポリはキャリー(突破をともなわないドリブル、いわゆる「運ぶドリブル」)に関するデータでも高い数値を記録している。
- キャリー総数 3462(セリエA2位)
- キャリー総距離 17984ヤード(セリエA1位)
- キャリー成功総距離 9980(セリエA1位)
- ファイナルサードへのキャリー総数 117(セリエA1位タイ)
- ペナルティエリアへのキャリー総数 49(セリエA1位)
パスだけでなく、ドリブルも前進のための主要な手段になっていることがよくわかる。
相手が出てこなければショートパスで全体を押し上げ、相手が出てくればオシメンへのロングパスやライン間に立つ選手のドリブルで一気に前進する。相手の出方に応じて多彩なビルドアップを持っていて、どの方法を採用しても成功率が高い。これがナポリの攻撃が猛威を振るっているゆえんだ。
キーマンはアンギサ
最後に、ビルドアップにおけるキーマンを紹介しておきたい。それが、新加入のアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサだ。
相手がプレスに出てくれば、それを引き付けるという原則を採用しているナポリ。このときの基本布陣は下に示したような4-2-1-3のような形だ。

セリエA公式サイトより、ウディネーゼ戦後半のボール保持時の平均ポジション。99番のアンギサが8番のファビアンと2ボランチのような形を形成している一方、7番のエルマスは中途半端な位置に残っている。
先ほど紹介したウディネーゼ戦の前半のボール保持時平均ポジションと比較してみてほしい。
前半は選手間の距離が均等で、きれいな2-3-2-3に近かった。これは、前半のウディネーゼがしっかり引いてブロックを構築、ナポリを待ち構えるような守備をしてきたことに起因する。これを受けたナポリはショートパスをつないで前進することが多くなり、4-1-2-3に近い平均ポジションとなっている。
対して、後半はMF3枚が最終ラインとの距離を近くしている一方で3トップとの間には大きな距離が開いていることがわかると思う。これが「縦のオーバーロード」だ。
ナポリが2点をリードして迎えた後半、追いつきたいウディネーゼは前線からプレッシングを仕掛けてきた。これを見たナポリは縦のオーバーロードを発動している。
縦のオーバーロードを行うとき、ナポリは2ボランチに移行する。このとき列を降りるのがアンギサだ。ファビアンと並ぶくらいまで低い位置に立ち、最終ラインをサポートするとともに相手の中盤を引っ張り出すのだ。このように1アンカー⇔2ボランチを行き来する上で、そのどちらでも高いパフォーマンスを発揮できるアンギサは欠かせないのである。

こちらも同様の場面。アンギサがファビアンと2ボランチを形成し、その背後でジエリンスキがボールを受けてプレスを回避、ドリブルで一気に持ち運ぶ。
ナポリのビルドアップの中心はファビアンだ。それは、パス数のランキングのトップに彼の名前があることを見れば明らかだ。当然相手はファビアンを消しに来る。こうなったときにファビアンに代わって攻撃を組み立てるのもまたアンギサだ。
第6節、対戦相手のカリアリは中盤にマンマークを付けることでナポリのビルドアップを妨害しようとしてきた。特にファビアンに対しては厳しくチェックをかけてきた。これを受けてビルドアップの中心となったのがアンギサだった。
彼は右斜めに引いてSBの位置まで下りることでマンマークから逃れると、引き気味の位置から的確にボールを配給。ボール前進で主役を担って見せた。
〈vsカリアリ アンギサのデータ〉
- ファイナルサードへのパス成功数 14(両チームトップ) ※2位インシーニェは8。アンギサとは大きな差がある。
結果として、ナポリの2得点はいずれもアンギサが起点となって生まれている。ジエリンスキへの浮き球のスルーパスが1点目の起点となり、2点目につながるPKを獲得したオシメンにくさびを入れたのもアンギサだ。彼が引いた位置からでも的確に攻撃を組み立てられることを証明した試合となった。
↓ カリアリ戦1点目のシーン。1:38~ 2点目の場面。
インサイドハーフ、2ボランチの一角、SBの位置への斜め落ちと多くの選択肢を持つため相手につかまりにくく、それらを適切に選び取るインテリジェンスも持ち合わせるアンギサ。彼の獲得はナポリをワンランク上のレベルへ引き上げたとさえいえる。
ファビアンを消されても、今のナポリにはアンギサがいる。彼の存在がナポリのビルドアップが止まらない要因のひとつになっているのは間違いない。
最後に、ナポリのビルドアップにおいて原則と手段をまとめておこう。
【原則】
- 相手の出方に応じて適切な方法を選び取り、クリーンな形でボールを前進させる。
【手段】
- 相手が数的不利な状態でプレスをかけてきた場合、4バック+ファビアンでショートパスを回しながらプレスを回避、陣形全体を押し上げながら敵陣まで前進する。
- 相手が数的同数でプレスをかけてきた場合、MFもDFラインに近い場所まで下がって相手を引き付けておく。そこからオシメンへ一気にロングボールを送ることで彼の個人能力を活かし、素早くフィニッシュに持ち込む。
- 相手がオシメンを警戒して保険をかけながらプレッシングを行ってきた場合、アンギサをおろして2ボランチを形成したうえでもう片方のインサイドハーフをライン間にポジションさせ、ビルドアップの出口とする。
相手に応じてビルドアップを変化させるナポリ。そのどれもが完成度が高い。だから止まらない。選択肢の広さと柔軟性、これがナポリの攻撃を支える秘訣だといえるだろう。
さて、ビルドアップを経て敵陣へボールを届ければ、次はいよいよゴールを奪うために崩しのフェーズに入っていく。次回はこのフィニッシュの局面について掘り下げていきたい。
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