
石垣の里外泊を徹底紹介!【まるで遺跡!愛媛南端の秘境】
今回紹介するのは愛媛県宇和郡愛南町にある石垣の里外泊です。
外泊は急斜面に軒を連ねる集落。台風や季節風から家を守るために石垣が積み上げられていて、その様は遺跡や要塞のよう。その独特な景観は各所から評価されていて、「日本の美しいむら農林水産大臣賞」「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財百選」「美しい日本の歴史風土100選」など数多くの受賞歴があるんです。まさに日本を代表する石垣文化の景勝地といっていいでしょう。
今回は、そんな石垣の里外泊へのアクセスから私マツシタが実際に行ってみたレポート、あわせて回りたい周辺の観光地までまとめていきます。
早速行きましょう!
石垣の里外泊へのアクセス
石垣の里外泊は愛南町御荘の市街地から高茂岬へと向かう道路「平城高茂岬線」の途中にあります。公共交通機関は整備されていないのでマイカーもしくはレンタカーを用意してください。
「平城高茂岬線」に乗れてさえしまえばあとは一本道なのでまっすぐ進んでいけば看板が見えてくるはずです。
看板が立っている場所は公民館のようになっていて、駐車場が併設されています。ここに車を停めて、徒歩で散策に向かいましょう。
石垣の里外泊に行ってみた
ここからは僕が散策して撮ってきた写真とともに石垣の里外泊を紹介しようと思います。
まずは一番右側にある階段から上へ登っていきました。
下の写真のように、ずっと階段が続いて行きます。太陽光を遮るものが何もないうえに僕が訪問した日は真夏日だったため、なかなか体力を削られましたね。訪問の際には覚悟しておいた方がいいかもしれません(笑)。
突き当りを1本左へ入り、さらに上を目指します。
階段をのぼり切って一番上の層につくと、そこはまるで古代遺跡です。建物が建てられておらず(残っておらず?)、石垣だけが並んでいます。はるか昔に建てられた城塞都市といった雰囲気ですね。
ここが最上層。本当に戦場のような雰囲気でした。
最上階からはきれいな景色も望めます。宇和海らしい入り組んだ入江の中にあるため波が穏やか。養殖用のいけすも設置しやすいんでしょうね。
さて、最上層にたどり着いたので、今度は左へ左へと進んでいきます。
両側に民家が迫る細い路地を進んでいきます。ほんと、よくここに集落をつくろうと思ったな…。石垣を組んで集落を作り上げたことに思いをはせるとその努力がしのばれますね。
左へ進むと、外泊イチ大きな通りに出ます。ここをひとしきり降りてから振り返ると、そこには素晴らしい景色が広がります。
両側に石垣と民家が迫る風情ある街並み。中央を流れる水路もさわやかでとても気持ちがいいですね。外泊に行ったらぜひとも写真に収めたい風景です。
この写真を撮ったポイントからさらにひとつ左へ入ってみてください。この道からは石垣の里外泊を一望できるんです。
下の写真が石垣の里外泊の全貌です。何層もの階層に分かれ、それぞれに民家が建てられていることがよくわかりますね。斜面を覆うようにして迫りくる民家はなかなか見事。各所で評価を受けているのも納得です。
さて、いかがだったでしょうか。ぼく自身、調べてみるまでは名前も聞いたことがなくて、そこまで期待をせずに訪れました。ところがどっこい、実際に散策してみるとものすごくいい場所でしたね。
石垣が織りなす独特の景観と雰囲気は本当に素晴らしかったです。上層からの眺めもよかったですし、もっと有名になってもいいんじゃない?と思ってしまうほどの絶好の穴場スポットでした。愛媛県南部をドライブするのなら、訪問マストといっていいスポットだと断言できます。
みなさんもぜひ行程に組み入れてみてください!
あわせて回りたい 周辺の観光地
アクセスの項で、石垣の里外泊は高茂岬へ向かう道中にあると書きました。その高茂岬は愛媛県でも最も南にある岬のひとつ。宇和海はもちろん、高知県の離島まで見渡せる絶景ビューが広がる隠れたおすすめスポットなんです。
景色だけでなく、開放感や海風の爽快感も抜群。石垣の里外泊に行くのなら、高茂岬に足を伸ばさずに帰ってしまうのはもったいない!そう思わせてくれる場所です。ぜひご検討を!
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