
【メンバー紹介】SSCナポリの全選手一覧・簡単なプレースタイルの紹介
目次
フォーメーション
サッリ時代にはショートパスを丁寧につなぐ攻撃的なサッカーで知られ、ペップをして「ヨーロッパでもっとも美しいサッカー」といわしめたナポリだが、今は全く違うチームになっている。
19-20シーズン途中に就任したガットゥーゾ監督は強固な守備ブロックを整備して負けないチーム作ってチームを立て直した。
そして、続く20-21シーズンは攻撃のバリエーションを増やす作業に着手。カウンターでもポゼッションでも戦える、万能なチームに仕上げている。
格下相手には自分たちがボールを握って押し込む展開が多いものの、強豪相手の試合ではしっかり構えてカウンターを狙うことが多い。いまやイタリアでもっともカテナチオのメンタリティーを持つチームに変貌したといっても過言ではないだろう。
ナポリの詳しい戦術は下記リンクを参照してみてほしい。
GK
ダビド・オスピナ
正GKを務めるのはダビド・オスピナだ。足元のテクニックレベルの高さが持ち味で、GKとしてのビルドアップ能力はラツィオのレイナと並んでセリエAで最も高い部類に入る。
ゴールを守る能力ももちろん高く、積極的な飛び出しで相手との距離を詰めるプレーが得意だ。
アレックス・メレト
現在は控えの立ち位置になっているが、前アンチェロッティ政権時にはレギュラーを張っていたのがアレックス・メレトだ。長い手足を活かしたセービングの能力はオスピナに劣らないものの、ビルドアップ能力には改善の余地がある。
イタリア国内では将来を嘱望される若手GKのひとりだけに、一皮むけてほしい選手だ。
センターバック
カリドゥ・クリバリ
ナポリのセンターバックと言えばカリドゥ・クリバリだ。
圧倒的なフィジカルで相手をねじ伏せるだけでなく、読みを活かしたインターセプトやゴールライン上でのクリアも多く、戦術眼も持ち合わせる。積極的な攻撃参加も持ち味だ。ホームレスに服や食事を恵むなど人格者としても知られる。
今や世界最高のCBの一人に数えられる実力者で、毎年夏になるとメガクラブへの移籍がうわさされる。今年30歳になるが、このままナポリに君臨し続けるのか、それともメガ挑戦を決意するのか。今夏の決断に注目が集まる。
クリバリの詳しいプレースタイルは下のリンクを参照してみてほしい。
コスタス・マノラス
そのクリバリと鉄壁のコンビを結成しているのがコスタス・マノラスだ。
もともとはクリバリの移籍に備えて獲得されただけあってクリバリとタイプが似ており、フィジカルを活かして相手を破壊するような守備が持ち味。トップスピードは時速35.41kmを記録しており、そのスピードはクリバリ以上だ。
マノラス、クリバリはともに対人守備に強く、突破するのは容易ではない。リーグ屈指のCBコンビだといっていいだろう。
ニコラ・マクシモビッチ
彼ら鉄壁コンビの控えとして躍動するのがニコラ・マクシモビッチだ。
クリバリやマノラスと比較するとスピードこそないものの、193cmの長身を生かした空中戦の強さは彼ら以上。対人守備の強さも決して見劣りしない。アンチェロッティ時代には右SBをこなすなど柔軟性も持ち合わせる優秀な控えCBだ。
ここ最近は簡単なパスミスでビッグピンチを招く場面が多いのが気が勝ちだが、本来は安定感が抜群な選手。クリバリのコロナウイルス感染にマノラスの負傷もあって出場機会は増えるはず。出番を重ねるごとに安定感を増していくはずだ。
アミル・ラフマニ
一方、ここまでは思うように活躍できていないのがアミル・ラフマニだ。
昨シーズンのヴェローナの躍進を支えた立役者で、その活躍が評価され今シーズンからナポリ入り。3人のライバルと同じくフィジカルと対人守備の強さが売りだ。
しかし、ここまでは出番に恵まれず4番手に甘んじている。ヴェローナ時代の輝きを取り戻してもらいたいところだ。
右サイドバック
ジオバニ・ディ・ロレンツォ
右サイドバックで不動の地位を築くのがジオバニ・ディ・ロレンツォ。
攻守に大きな穴がない堅実なプレイヤーで、特に対人守備に自信を持つ。センターバックにも対応することからも守備力の高さがうかがえるだろう。
守備に重きを置くガットゥーゾ監督の信頼をつかんでここまでチーム最多の出場時間を記録しており、イタリア代表にも定着している。攻撃面で決定的な仕事ができるようになれば、イタリアを代表する右サイドバックになれるだろう。
左サイドバック
マリオ・ルイ
右サイドでディ・ロレンツォが確固たる地位を築いている一方、左サイドは二人の選手が併用されている。
攻撃型のマリオ・ルイは積極的に駆け上がってインシーニェをサポートする。スピードと持久力があり、ボールを受けてからのクロス精度も高い。
一方で守備力には不安を抱えており、絶対的な地位を確立するには至っていない。
エルセイド・ヒサイ
マリオ・ルイと比べると守備的で安定感があるのがエルセイド・ヒサイだ。
攻撃力には明らかに物足りなさがあるもののサイドバックとしての守備力は高いレベルにあり、ガットゥーゾ監督からの信頼は厚い。強豪相手の試合ではマリオ・ルイよりもヒサイが先発することが多い印象だ。
両サイドを遜色なくこなす利便性も持ち味で、ディ・ロレンツォの控えでもある。
ファウジ・グラム
彼らと比べると出番が少ないのがファウジ・グラムだ。
サッリ時代には主力として活躍したものの、17-18シーズンの負傷を機に出番を減らし、今シーズンはここまで先発わずか1試合。終了間際に守備固め要員として投入される機会が多くなっている。
セントラルMF
ティエムエ・バカヨコ
このポジションで最も出番を得ているのがティエムエ・バカヨコだ。
移籍期限最終日に加入した守備的MFは瞬く間に主力に定着し、長い手足を駆使したボール奪取力の高さをいかんなく発揮している。足元のテクニックも安定しており、大きな穴がないのも好材料だ。
ファビアン・ルイス
バカヨコと組むのがパスワークに優れたファビアン・ルイス。
後方からのビルドアップ、ファイナルサードの崩しの両局面で重要な役割を担う司令塔タイプで、イタリアにきてから守備力も格段に上がった。今やスペイン代表でも主力で、レアルをはじめビッグクラブへの移籍のうわさが絶えない実力者だ。
ファビアンの詳しいプレースタイルは下記のリンクを参照にしてみてほしい。
ディエゴ・デンメ
そのファビアンの負傷を機に存在感を高めているのがディエゴ・デンメ。
異常なまでの運動量で攻守に絡み、アンカーで起用されれば的確な配球で攻撃を組み立てることもできる。
なんでもできる万能型で、ファビアン復帰後も一定の出場機会を得るはず。彼の台頭はガットゥーゾ監督にとってうれい誤算だろう。
デンメの詳しいプレースタイルは下のリンクを参照してみてほしい。
エリフ・エルマス
デンメ同様、ファビアン離脱後に出場機会を増やしつつあるのがエリフ・エルマスだ。
デンメと比較すると攻撃力に持ち味があり、トップ下で起用される試合も多い。ドリブルで果敢に仕掛けることができるのが魅力で、第20節パルマ戦では長い距離を独走して素晴らしいゴールを決めた。
スタニスラフ・ロボツカ
彼らと比べると苦しい立場にあるのがスタニスラフ・ロボツカ。
攻守に穴がない反面これといった武器もなく、中盤の4~5番手に。セルタ時代に見せていた輝きを取り戻したいところだ。
トップ下
ピオトル・ジエリンスキ
このポジションで定位置をつかんでいるのがピオトル・ジエリンスキだ。
足元のテクニックに優れるだけでなく推進力も持ち合わせ、強烈なミドルシュートでゴールも奪える。攻撃センスはチーム内随一だ。
詳しいプレースタイルは下のリンクを参照にしてみてほしい。
ドリース・メルテンス
そのジエリンスキにポジションを奪われてしまった感があるのがドリース・メルテンスだ。
もともとウイングだったがサッリ監督によってセンターフォワードにコンバートされて得点能力が開花、現在クラブ最多得点記録を保持するなどチームの顔の一人である。
しかしながら、ジエリンスキの台頭を受けて厳しい立場に立たされつつある。ポジションを奪い返すためには、出場した試合でゴールという結果を積み重ねていく必要があるだろう。
右ウイング
イルビング・ロサーノ
長く主力として活躍したホセ・カジェホンの退団を受け戦力ダウンが心配されたこのポジションだが、その後釜にすっぽりと収まったイルビング・ロサーノの活躍によって不安は払しょくされている。
快足を活かしたドリブル突破と得点能力が武器で、今シーズンはオフ・ザ・ボールの動き出しに磨きがかかってチーム最多の12ゴールを挙げるなど得点を量産中だ。
守備での貢献度も高く、また左サイドや最前線でも機能することからガットゥーゾ監督からの信頼は厚い。ここまでチーム最多のリーグ戦19試合に出場しており、いまやチームの大黒柱だ。
ロサーノの詳しいプレースタイルは下のリンクを参照してみてほしい。
マッテオ・ポリターノ
そのロサーノに負けず劣らず活躍を見せているのがマッテオ・ポリターノ。
高速ドリブルが武器で、縦に突破させればセリエAでも屈指のキレ味だ。カットインしてからの強烈なミドルシュートも武器で、ここまでチーム内3番目の7ゴール。単なる控え以上の活躍を見せている。
これを受けて、ガットゥーゾ監督はポリターノを右サイドに、ロサーノを最前線において共存を模索しており、今後はポリターノがこのポジションのレギュラーになるかもしれない。
ポリターノの詳しいプレースタイルは下のリンクを参照してみてほしい。
左ウイング
ロレンツォ・インシーニェ
このポジションはロレンツォ・インシーニェの独壇場だ。
高度なテクニックと機動力を生かしたターンで相手を翻弄するファンタジスタで、ナポリの生え抜きでクラブのバンディエラでもある。
チーム最多の5アシストを記録しているだけでなく、チームで2番目に多い9ゴールをマークしており得点力も申し分ない。イタリアでも最高のアタッカーの一人と言って差し支えないだろう。
インシーニェの詳しいプレースタイルは下のリンクを参照してみてほしい。
センターフォワード
アンドレア・ぺターニャ
シーズン序盤こそ控えという立ち位置だったものの、ここにきて出番を増やしているのがアンドレア・ぺターニャだ。
今シーズンSPALから加入したレフティーは徐々にチームになじんで先発の機会を増やしている。190cm85kgの巨漢だが空中戦より足元でボールを受けることを好み、2列目のアタッカーと連携しながら崩していくプレーを得意とする。
利他的なメンタリティーが2列目の選手のクオリティを引き出している反面、自らのゴール数が物足りない。得点数が伸びてくれば、不動のレギュラーになってもおかしくはないだろう。
ぺターニャの詳しいプレースタイルは下のリンクを参照にしてほしい。
ヴィクター・オシメーン
そのぺターニャに押され気味なのが今夏クラブ史上最高額の8000万€で加入したヴィクター・オシメーン。
シーズン序盤は主力として活躍したものの、負傷やコロナウイルス感染などが重なって離脱が長引き、ここまで思うような出場機会を得られていない。
とはいえ能力面に疑いの余地はなく、驚異的なスピードとフィジカルの強さを利したポストプレーは彼にしかない武器。スケールの大きさを感じさせる。
まずはコンディションを整え、出場した試合で着実にゴールを積み重ねていきたい。
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