
【メンバー紹介】ACミランの全選手一覧・簡単なプレースタイルの紹介
目次
基本フォーメーション
ミランの基本フォーメーションは4-2-3-1。ケガによる離脱者が続出しているためスタメンは日替わり状態が続いているが、ベストメンバーはこのような感じだろう。
今季のミランは攻守にアグレッシブなスタイルだ。高い位置から相手にプレッシャーをかけ、奪えば素早く縦にボールを運んでカウンターを仕掛ける。
中心選手は39歳のイブラヒモビッチだが、チームの平均年齢は5大リーグで最も低く、イブラ+若手軍団と言ったチーム構成になっている。負傷離脱者が出ても代役の若手が奮起してチーム力を落とさず、ここまでのリーグ首位に貢献している。
フレッシュな若手がそろう現陣容とアグレッシブなスタイルがマッチして躍進しているという印象だ。チームには伸び盛りの選手が多くおり、今シーズンだけでなく今後数年にわたってチームが強くなっていきそうな活きの良さを感じる。
詳しい戦術については下の記事を参考にしてみてほしい。
GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ
キーパーに関してはジャンルイジ・ドンナルンマが絶対的な地位を築いている。16歳からミランのゴールマウスを守る神童はミラン愛が人一倍強く、ビッグクラブからのオファーを断り続けて今シーズンで在籍6年目を迎える。
6年もの間ずっとミランで正守護神を務めているため、いまだ21歳なのは信じがたい事実だ。彼も若手選手の一人で、これからもっと伸びていくと考えると末恐ろしい。
彼が21歳に見えないのは貫禄ある落ち着いたたたずまいと冷静なセービングのせいもあるだろう。イタリア代表でも正守護神を務めており、世界屈指の若手GKだといえる。
チプリアン・タタルサヌ
控えには今季から加入したチプリアン・タタルサヌが控える。かつてフィオレンティーナで正守護神を務めており、経験は豊富。出番は少ないが、ドンナルンマが離脱したとしても影響を最小限に抑えてくれるだろう。
センターバック
アレッシオ・ロマニョーリ
センターバックはシモン・ケアとアレッシオ・ロマニョーリのコンビが盤石だ。
ロマニョーリはチームのカピターノでもあり、精神的な支柱でもある。左足からのパスを生かした配給能力にも優れている。
シモン・ケア
だが、そのロマニョーリよりも不可欠なのはケアかもしれない。
事実、ケアが負傷離脱していた時期のミランの失点数はケアがいたときと比べて倍増していた。フィジカルの強さで相手を完封し、攻めては正確なロングフィードで起点ともなれるケアの存在は今やミランに欠かすことはできない。
ケアの詳しいプレースタイルは下のリンクを参照してみてほしい。
ピエール・カルル
そのケア離脱時に代役を務めて急速に台頭したのが20歳のピエール・カルルだ。
右サイドバックが本職ながら守備力は高い。そして足元のテクニックはケア、ロマニョーリよりも優れているように見える。前方のアタッカーにバシッと届けるくさびのパスは絶品。今後のブレイクは必至だろう。個人的に注目している逸材だ。
マッテオ・ガッビア
そのカルルに序列で上回られた感があるのが一つ年上のマッテオ・ガッビアだ。中盤もこなせるテクニックにフィジカルの強さを持ち合わせた逸材で、U21まで各年代の世代別代表に名を連ねてきたエリートでもある。
開幕から数試合は離脱していたロマニョーリの穴を埋めて連続無失点に貢献していただけに、自身も負傷してしまったのは痛かった。今後の巻き返しに期待したいところだ。
フィカヨ・トモリ
冬の移籍市場で加入しいきなりハイパフォーマンスを見せているのがフィカヨ・トモリだ。
圧倒的なフィジカルで相手をねじ伏せる力強い守りはロマニョーリやケアにも劣らない。特に際立つのが出足の良さで、相手に時間と自由をほとんど与えない。それもそのはず、チェルシーではティモ・ヴェルナーと並んで最もスピードがあったとズマが証言している。
このまま活躍を続ければロマニョーリ&ケアの鉄壁コンビですら安泰ではないかもしれない。今後の活躍に注目だ。
トモリの詳しいプレースタイルは下記の記事を参考にしてほしい。
右サイドバック
ダビデ・カラブリア
右サイドバックではダビデ・カラブリアが絶対的な地位を築きつつある。昨シーズンは伸び悩みコンティに定位置を譲ったものの、今シーズンはがっちりと定位置を確保。安定した守備対応が最大の武器で、機を見た攻撃参加も悪くない。
先日のユベントス戦ではボランチでの緊急起用にも対応したばかりか得点まで奪って見せるなど充実ぶりが目立つ。
昨年11月にはイタリア代表に初召集された。まさに今が伸び盛りの選手だ。
カラブリアの詳しいプレースタイルは下記の記事を参考にしてほしい。
左サイドバック
テオ・エルナンデス
左サイドバックではテオ・エルナンデスが絶対的な地位を築く。スピードと推進力が売りで、左サイドを一直線に切り裂くドリブルは若かりし頃のベイルを彷彿とさせる。
得点力も備えており、すでに今シーズン4ゴール。それもチームを救う劇的ゴールが少なくない。課題だった守備面もイタリアに来てから進歩しており、世界を代表する左サイドバックに成長する可能性が高い逸材だ。
テオ・エルナンデスの詳しいプレースタイルは下記の記事を参考にしてほしい。
ジオゴ・ダロ
テオと同じく攻撃力を売りにするのが、今シーズンマンチェスター・ユナイテッドからレンタル加入したジオゴ・ダロだ。
テオほどの突破力や得点力はないものの、右サイドバックにも難なく対応するユーティリティー性はテオにはない武器。特に今シーズンは離脱者が続出している影響で、ダロの万能性には助けられている。
冬の移籍市場でコンティがパルマへ移籍したため、右サイドバックの2番手もダロになる。今後さらに出番を増やしていくだろう。
セントラルMF
フランク・ケシエ
中盤はフランク・ケシエとイスマエル・べナセルのコンビが安定感抜群だ。
ケシエは圧倒的なフィジカルが武器。中盤を広範囲に動き回ってボールを回収しまくる。さらに、その運動量は攻撃時にも生かされ、前線に飛びだしてゴールも奪える万能型だ。PKの達人でもあり、ここまでPKだけで5ゴールを奪っている。
ケシエの詳しいプレースタイルについては以下のリンクを参照にしてみてほしい。
イスマエル・べナセル
そのケシエに唯一足りない展開力を持っているのがべナセルだ。いわゆるレジスタタイプで、ゲームの組み立ては全面的にべナセルが担う。特にロングボールは絶品で、変幻自在のパスを駆使して前線のアタッカーを操っている。
それ以外にも、プレッシャーをかわしてきた相手をかわすドリブルも武器で、守備力も決して低くない。べナセルも攻守に万能な選手だといえるだろう。
べナセルの詳しいプレースタイルは下のリンクを参照してみてほしい。
サンドロ・トナーリ
そのべナセルの離脱により出場機会を増やしたのが、今夏の補強の目玉、サンドロ・トナーリだ。
20歳のMFはイタリアの未来を担うとまで言われる逸材で、ガットゥーゾの運動量とピルロのロングパスを併せ持つ。
ここまではチームに適応するのに手こずって持てるポテンシャルの半分も発揮できていない印象。彼が本来の実力を発揮し始めれば、ミランはもうワンランク上のチームになるはず。今後の活躍が期待される。
ラデ・クルニッチ
そのトナーリまでも負傷と出場停止が重なった時期に奮闘したのがラデ・クルニッチ。
突出した武器はないが安定感はあり、中盤ならどこでもこなせるユーティリティー性は今シーズン特に重宝している。セントラルMFの穴埋めのほか、試合終盤にトップ下の位置に入って守備固め要員となることも多い。今後も彼の助けを借りる場面はやってくるだろう。
スアリオ・メイテ
冬の移籍市場で真っ先に加入したのがスアリオ・メイテだ。
トリノからやってきた新戦力は負傷離脱者が後をたたない中盤で早速出番を得ており、ここまではまずまずのパフォーマンス。豊富な運動量と堅実なチラシでチームに貢献している一方、守備時には丁寧さが欲しいところだ。
能力的にできることは限られているものの、だからこそシンプルに徹してプレーできている印象。負傷離脱しているべナセルやトナーリが戻ってきたときに定位置を守れるかが勝負だろう。
右サイドアタッカー
アレクシス・サーレマーケルス
左サイドで主軸となっているのがアレクシス・サーレマーケルスだ。昨冬加入した21歳は徐々に出場機会を増やし、今シーズンは完全に主力に定着した。
運動量が最大の武器で、精力的にプレスバックを行い、攻めては裏へのランニングで好機を演出する。ベルギー代表デビューも果たし、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの注目選手だ。
サーレマーケルスの詳しいプレースタイルについては下のリンクを参照してみてほしい。
サムエル・カスティジェホ
そのサーレマーケルスの控え的な役回りになっているのがサムエル・カスティジェホ。サーレマーケルス同様献身的なプレーが持ち味だが、5歳下の後輩に押されて退団もうわさに上がるなど苦しい状況。
現在はサーレマーケルスが離脱したため出番が回ってきている。このチャンスを是が非でもものにしたいところだ。
トップ下
ハカン・チャルハノール
トップ下で絶対的な地位を築くのがハカン・チャルハノールだ。
優れたテクニックを生かして攻撃陣を操り、豊富な運動量でイブラヒモビッチをサポートし、守備にも献身的に参加する。左サイドにも対応する万能性もチームを助けている。
今季は特に絶好調で、すっかりチームの中心選手に成長したチャルハノールだが、契約が今夏で満了するためユベントスやマンUといったメガクラブからの関心が寄せられている。
クラブとしては是が非でも契約延長を実現したいところだ。
チャルハノールの詳しいプレースタイルについては下のリンクを参照してみてほしい。
ブラヒム・ディアス
ここまでは途中出場が多くなっているのがブラヒム・ディアスだ。
久保建英同様、レアルからレンタルで武者修行している21歳の技巧派MFは、小柄ながらテクニックを駆使したドリブルが持ち味。
そのプレースタイルと現在のミランのダイレクトな攻撃は相性がよくない印象で、ここまでは本領を発揮しきれずにいる。
マンC時代にグアルディオラも認めたその才能に疑いの余地はないだけに、ゴールなど目に見える結果が欲しいところだ。
左サイドアタッカー
ラファエウ・レオン
左サイドは日替わりでメンバーが入れ替わっている。
ファーストチョイスはラファエウ・レオンだろう。圧倒的な加速力とテクニックを併せ持つ逸材で、オープンスペースでの突破力はイタリアでもトップなのではないだろうか。
ミランのダイレクトな攻撃との相性の良さもあって、ここまではブレイクシーズンを過ごしている。
さらに、ここにきてトップ下で起用されて高パフォーマンスを見せるなどプレーの幅も広げている印象だ。このまま成長を続ければワールドクラスの領域が見えてくる。
ラファエウ・レオンの詳しいプレースタイルについては下のリンクを参照してみてほしい。
イェンス=ペッター・ハウゲ
イブラの負傷離脱によってレオンが最前線で起用されることが多くなり、ノルウェーの21歳のアタッカー、イェンス=ペッター・ハウゲの出番が増えている。
今シーズンにミランに加入した時には無名の存在だったが、フットサルで鍛えたスルスルと抜けていくドリブルを武器に頭角を現した。得点力も高く、ここまでセリエAとELを合わせて4ゴールを挙げている。
ハーランドやウーデゴーとともにノルウェー新世代を担う逸材だろう。今後の成長に注目だ。
センターフォワード
ズラタン・イブラヒモビッチ
39歳になっても得点力は全く衰えていない。それ以外にも、低い位置に降りてきてポストプレーをこなし、そこからの正確なパスで若手アタッカーを操るなど存在感は絶大だ。イブラがいるときには彼を中心にミランの攻撃が回っている。
ピッチ外でも、練習にストイックに取り組んで若手の模範になるなどその影響力は計り知れない。イブラが若手中心のチームにおいて良き模範となっていることもミラン好調の理由だろう。
イブラヒモビッチの詳しいプレースタイルについては下のリンクを参照してみてほしい。
アンテ・レビッチ
しかし、イブラヒモビッチはここまで6試合にしか出場していない。さすがに年齢の影響もあってケガの再発が続いているようだ。
その穴を埋めているのがアンテ・レビッチ。本職は左サイドだが、パワーとスピードを武器に最前線にも対応。献身的な守備はイブラにはない武器だ。
イブラヒモビッチが復帰してくれば左サイドでラファエウ・レオンと定位置を争うことになりそうで、このハイレベルな争いにも注目だ。
ダニエル・マルディーニ
ティーンエージャーのダニエル・マルディーニはまだ出番が少ない。ピオーリ監督はイブラが離脱してもこのふたりではなく左サイドが本職のレオンとレビッチを回して最前線で起用している。ここからもマルディーニはまだ準備が整っていないことがうかがえる。
ミランの選手層は厚いが、彼らはまだ10代。まだまだこれからの選手だけに。まずは練習でアピールして徐々に出場機会を増やしていきたいところだ。
マリオ・マンジュキッチ
冬の移籍市場でイタリアに帰還し周囲を驚かせたのがマリオ・マンジュキッチだ。
半年間の無所属期間があったためコンディションはまだ整っていない印象だが、空中戦の強さや守備での献身性など本来の武器を発揮すればミランにとっては大きなプラスになるはず。
34歳とベテランであり、若いチームを引っ張るパーソナリティーやスクデット争いにおけるユベントスでの経験の注入を期待されている面もあるはず。彼の活躍がミランのスクデット奪還のカギを握っているかもしれない。
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