【2020夏】その他のリーグ 注目の移籍まとめ

【2020夏】その他のリーグ 注目の移籍まとめ

2020年10月5日 3 投稿者: マツシタ
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コロナウイルスの感染拡大によるリーグの中断、およびリーグ再開後も無観客での試合開催が続いた影響で多くのクラブが財政難な状態で迎えた今夏の移籍市場。財政状況を回復するためのトレード移籍やお金を使わずして選手を補強できるレンタル移籍が多くなるなど特殊な移籍市場となっている。

そんな夏に成立した注目の移籍についてまとめている。

今回はラ・リーガ、プレミアリーグ、セリエA以外のリーグで成立した注目の移籍についてだ。その他のリーグについてはこの記事の最後の項目である「関連記事」から飛んでみてほしい。

 

 

バイエルン

主な新加入選手

  • アレクサンダー・ニュベル        ←シャルケ
  • タンギ・クアシ             ←パリ・サンジェルマン
  • ブナ・サール              ←マルセイユ
  • マルク・ロカ              ←エスパニョール
  • レロイ・ザネ              ←マンチェスター・シティ
  • ドウグラス・コスタ           ←ユベントス(レンタル)
  • エリック=マキシム・チュポ=モティング ←パリ・サンジェルマン

主な退団選手

  • スベン・ウルライヒ    →ハンブルガーSV
  • アルバロ・オドリオソラ  →レアル・マドリード(レンタル終了)
  • フィリッペ・コウチーニョ →バルセロナ(レンタル終了)
  • イバン・ペリシッチ    →インテル(レンタル終了)
  • チアゴ・アルカンタラ   →リバプール

主な新加入選手

昨シーズンは圧倒的な強さでブンデス8連覇に輝き、さらに欧州王者に返り咲いた充実のシーズンとなった。

そのチームを大きくいじる必要はないかに思われたが、動きのある夏を過ごしている。

まず、チームの心臓であったチアゴをリバプールに引き抜かれたのは痛手だろう。その代役候補としてマルク・ロカを補強したが、前任者ほどの働きを見込むのはさすがに酷。キミッヒやゴレツカなど、現有戦力で新たに中盤の構成を考える必要があるだろう。

パワーアップを果たしたのがウイングだ。今やドイツを代表するアタッカーへと成長したザネの引き抜きに成功している。ニャブリとのドイツ代表コンビは早くも猛威を振るっており、「ロベリー」にかわってバイエルンの象徴として長く活躍することになるだろう。

昨夏も獲得を狙ったザネを1年越しに射止めた。

さらに、ドウグラス・コスタの4シーズンぶりの復帰も決定。超絶技巧で対峙するディフェンダーを圧倒するドリブラーで、ザネやニャブリとはタイプが違うだけに出場機会はあるはずだ。

超絶技巧でサイドを制圧するドウグラス・コスタ。ユベントスでは思うような結果を残せなかったが、勝手知ったる古巣で輝きを取り戻すことはできるのか。

他にもノイアーの後継者候補であるニュベル、昨シーズンにパリで頭角を現した18歳のクアシに酒井宏樹とポジションを争ったブナ・サール、レバンドフスキの控えとして昨シーズンのチャンピオンズリーグで活躍して株を上げたチュポ=モティングを獲得するなど、先行投資にも余念がない。このあたりの補強戦略の的確さはさすがだ。

昨シーズンのチャンピオンズリーグ決勝トーナメントで活躍したチュポ=モティングは一定の信頼がおけるレバンドフスキの控えフォワードとして重宝されそうだ。

今シーズンもドイツ制覇はもはやノルマだろう。唯一にして最大の焦点は、チャンピオンズリーグを連破できるかどうかという一点に絞られるだろう。

 

 

ドルトムント

主な新加入選手

  • トマ・ムニエ     ←パリ・サンジェルマン
  • ジュード・ベリンガム ←バーミンガム
  • レイニエル      ←レアル・マドリード(レンタル)
  • マリウス・ヴォルフ  ←ヘルタ・ベルリン(レンタル復帰)

主な退団選手

新シーズンへの展望

今季の移籍市場で注目すべきはふたりの逸材の獲得だろう。

「サンチョ2世」との呼び声高いベリンガムは、早くも先発に定着している。まだ17歳ながら堂々たるプレーぶりを見せており、器の大きさを感じさせるプレイヤーだ。今シーズン最大のブレイクを果たす可能性も十分あるだろう。

もうひとりがレイニエルだ。昨シーズンにレアルが南米王者のフラメンゴから引き抜いたものの出場機会に恵まれていなかった。そこへ、ドルトムントがレンタルで獲得した形だ。得点力のあるトップ下で、今のチームにいる選手たちとはタイプが異なるだけに、その持ち味をアピールできればチャンスが巡ってくるはずだ。

そのほか、昨季の主力であったハキミが抜けた穴をパリ・サンジェルマンとの契約が満了していたムニエをフリーで獲得して素早く埋めた。昨シーズンと比べて選手層は厚くなっている印象だ。

再び黄金期に入った感のある「強すぎるバイエルン」を止めるのは容易ではないだろう。しかし、将来性で見ればドルトムントは負けていない。ハーランド、サンチョ、レイナなど既存の戦力にも若くて将来的にはスター選手となれるような選手がそろっており、ここに今夏獲得したベリンガムとレイニエル、さらに12歳の時点でU-15リーグで無双していた神童ムココのデビューもそう遠くない将来に実現するはずだ。

若き才能ア増えるドルトムント。今シーズンは、彼らが羽ばたく種まきのシーズンを考えてもいいのではないだろうか。

 

 

ライプツィヒ

主な新加入選手

  • ベンヤミン・ヘンリヒス    ←モナコ(レンタル)
  • ジャスティン・クライファート ←ローマ(レンタル)
  • ファン・ヒチャン       ←ザルツブルク
  • アレクサンデル・セルロート  ←トラブゾンスポル(クリスタルパレスへレンタルバック後に売却)

主な退団選手

  • イーサン・アムパドゥ →チェルシー(レンタル終了)
  • ハンネス・ヴォルフ  →ボルシアMG(レンタル)
  • ティモ・ヴェルナー  →チェルシー
  • パトリック・シック  →レバークーゼン(ローマへレンタルバック後に売却)

新シーズンへの展望

昨シーズンはチャンピオンズリーグでベスト4に進出し、世界を驚かせた。今シーズンも3試合を終えて首位に立つなど、ドイツを代表する強豪にのし上がった感が強い。

今季は昨シーズンに公式戦34ゴールを挙げた得点源・ヴェルナーを引き抜かれた穴をいかに埋めるかが焦点となるだろう。ザルツブルクで南野の同僚だったファン・ヒチャンへかかる期待は大きいだろう。

ヴェルナーの穴を埋める活躍が期待されるファン・ヒチャン。ヴェルナー同様スピードが武器で、すんなりなじめる可能性は高そうだ。

昨シーズンにトラブゾンスポルでブレイクしたセルロートは、どちらかというとポウルセンに近いタイプで、彼と競争することになるだろう。

長身ストライカーのセルロートは、ヴェルナーの後釜というよりはポウルセンの競争相手だろう。

さらに、ローマでくすぶっていたクライファートの獲得も決定している。停滞気味のキャリアをライプツィヒで立て直すことができるだろうか。

アヤックスでブレイクし、ステップアップしたローマでは熱い選手層に阻まれて思うように出番を得られなかったクライファートをレンタルで引き抜いた。

 

 

パリ・サンジェルマン

主な新加入選手

  • アレッサンドロ・フロレンツィ ←バレンシア(ローマへレンタルバック後に再レンタル)
  • ラフィーニャ         ←バルセロナ(昨シーズンはセルタへレンタル)
  • モイゼ・ケーン        ←エバートン(レンタル)

主な退団選手

  • トマ・ムニエ         →ドルトムント
  • タンギ・クアシ        →バイエルン
  • チアゴ・シウバ        →チェルシー
  • エディンソン・カバーニ    →マンチェスター・ユナイテッド
  • マキシム・チュポ=モティング →バイエルン

新シーズンへの展望

昨シーズンは悲願の欧州制覇まであと一歩に迫ったものの、決勝で敗れてしまい悲願達成とはならなかった。

とはいえすでに国内では圧倒的な存在であり、大きな手を加える必要はないだろう。今夏も継続路線で補強を進めている。

補強も退団した選手の穴埋めがメイン。ムニエが抜けた右SBにフロレンツィ、カバーニとチュポ=モティングが抜けたFWにケーンを獲得している。

すでに主力に定着したフロレンツィ。ムニエを放出したが、戦力収支はむしろプラスだ。

一昨季にユベントスでブレイクしたケーンだが、昨シーズンに移籍したエバートンでは鳴かず飛ばずだった。花の都パリで復活の糸口をつかめるだろうか。

長年チームを支えたチアゴ・シウバの穴は、ワールドクラスに成長した同胞の後輩マルキーニョスで埋める算段だ。

ネイマール&ムバッペという超ワールドクラスを擁するパリ・サンジェルマン。しかし、ムバッペはレアルへのあこがれを公言しており、そう長くフランスにとどまっているとは限らない。

この強力な攻撃陣を保持している今シーズンこそは悲願の欧州制覇を成し遂げたいところだ。

 

 

その他の注目の移籍

遠藤渓太 横浜Fマリノス→ウニオン・ベルリン

圧倒的な攻撃力でJリーグを制覇したマリノスの左サイドで異彩を放った遠藤がドイツの首都クラブ、ウニオン・ベルリンに加入した。

持ち前の高速ドリブルでチームの新たな武器として信頼をつかみたいところだ。

ウニオン・ベルリン移籍を決めた遠藤渓太。東京五輪に向けてさらなる成長が期待される。

また、ウニオン・ベルリンはカリウスやクルーゼなどドイツでの実績がある選手を大量に補強。今シーズンのさらなる躍進へ向けて本気度が伝わる補強を展開している。

 

 

堂安律 PSV→ビーレフェルト(レンタル)

オランダの名門PSVの選手層の厚さに阻まれて思うような活躍ができなかった堂安はドイツの昇格組ビーレフェルトへの移籍を決断。停滞しかけているキャリアを再び上昇気流に乗せたいところだ。

昇格組のビーレフェルトでキャリアの立て直しを図る堂安律。

 

鈴木武蔵 コンサドーレ札幌→ベールスホット

日本人離れした身体能力で札幌の攻撃を牽引した鈴木武蔵はベルギーのベールスホットに加入した。

早速出場機会を得ており、ゴールも挙げている。今回の日本代表オランダ遠征でもその勢いを見せられるのか注目だ。

すでに移籍後初ゴールを挙げている鈴木武蔵。チームの中で絶対的な地位を築けるか。

 

室谷成 FC東京→ハノーファー

圧倒的なスタミナで右サイドを上下動する室谷はドイツ2部のハノーファーへの移籍を決断した。

移籍先のハノーファーは過去に酒井宏樹が所属し、活躍したクラブだ。現在はマルセイユで確固たる地位を築いている先輩と同様、ハノーファーで実力をつけてさらなるステップアップを果たしたいところだ。

ドイツ2部からステップアップを狙う室谷。

 

橋本拳人 FC東京→ロストフ

FC東京の中盤の軸として活躍し、昨年には日本代表にも定着した橋本拳人はロシアのロストフへの移籍を決断した。

FC東京では守備的なアンカーだったが、移籍後には攻撃的な役割を与えられてすでに4得点9月にはチームの月間MVPにも選出されるなど大活躍中だ。

オランダがロシアに対して入国制限を行っているために今回の代表への選出が見送られたのが残念でならない。今後も好調を維持して日本代表の中盤の序列に変化を起こしてほしいところだ。

すでにチームに溶け込み4ゴールを挙げて大活躍中の橋本拳人。Jリーグでは見られることの少なかった攻撃的な能力を開花させている。

 

 

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