【2020夏】ビダル、トナーリ、アルトゥール!セリエA注目の移籍まとめ

【2020夏】ビダル、トナーリ、アルトゥール!セリエA注目の移籍まとめ

2020年10月4日 3 投稿者: マツシタ
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コロナウイルスの感染拡大によるリーグの中断、およびリーグ再開後も無観客での試合開催が続いた影響で多くのクラブが財政難な状態で迎えた今夏の移籍市場。財政状況を回復するためのトレード移籍やお金を使わずして選手を補強できるレンタル移籍が多くなるなど特殊な移籍市場となっている。

そんな夏に成立した注目の移籍についてまとめている。

今回はイタリア1部リーグであるセリエAについてだ。その他のリーグについてはこの記事の最後の項目である「関連記事」から飛んでみてほしい。

 

 

ユベントス

主な新加入選手

  • アルトゥール       ←バルセロナ
  • ウェストン・マッケニー  ←シャルケ(レンタル)
  • ロランド・マンドラゴーラ ←ウディネーゼ
  • アルバロ・モラタ     ←アトレティコ・マドリード(レンタル)
  • フェデリコ・キエーザ   ←フィオレンティーナ(レンタル)
  • デヤン・クルセフスキ   ←パルマ

主な退団選手

  • マッティア・デ・シリオ →リヨン(レンタル)
  • ダニエレ・ルガーニ   →レンヌ(レンタル)
  • クリスティアン・ロメロ →アタランタ(レンタル)
  • ミラレム・ピャニッチ  →バルセロナ
  • ブレーズ・マテュイディ →インテル・マイアミ
  • ゴンサロ・イグアイン  →インテル・マイアミ
  • ドウグラス・コスタ   →バイエルン(レンタル)

新シーズンへの展望

昨シーズン、ユベントスは破竹のセリエA9連覇を達成した。しかし、チャンピオンズリーグではリヨンに不覚を取ってまさかのベスト16敗退。これを受け手マウリツィオ・さっり監督が更迭され、当初はU-23チーム指揮官に就任予定だったアンドレア・ピルロ監督のトップチーム指揮官就任が決定した。

今夏は指揮官の要望を受けて複数人の新戦力を獲得するとともに余剰戦力を売却。マテュイディやイグアイン、ルガーニ、デ・シリオ、ドウグラス・コスタらがチームを去った。

新加入戦力はいずれも主力に定着。クルセフスキはデビュー戦でゴールを挙げ、崩しの局面でもその技術力を遺憾なく発揮している。

ユベントスの攻撃に早くもアクセントをつけているクルセフスキはまだ20歳の若手アタッカーだ。

そしてクラブ初のアメリカ人選手となったマッケニーも、豊富な運動量を武器にここまでリーグ戦全試合に先発出場を果たしている。

クラブ初のアメリカ人選手となったマッケニー。そのプレースタイルは「14」の前任者であるマテュイディに近い印象だ。

さらに、前線には4年ぶりの古巣復帰となるモラタを獲得。ローマ戦で早速先発出場を飾っている。

4年ぶりの復帰となったFWモラタ。ロナウドと好連携を構築できるか。

一方、鳴り物入りで加入しながらここまではマッケニーとラビオの後塵を拝しているアルトゥールの状態は気がかりだ。ピルロが目指すショートパス主体のスタイルとの親和性は高いだけに、これからしっかりとアピールできれば徐々に出場機会を増やしていくはずだ。

今のところ序列ではマッケニーとラビオに劣るアルトゥール。徐々にアピールしてピルロ監督の信頼をつかみたいところだ。

さらに、移籍期限最終日には数年前から狙っていたイタリア代表の期待の若手キエーザを獲得。前線は人材豊富で出場機会の確保は容易ではないが、果たして定位置を確保できるだろうか。

かねてから相思相愛だったキエーザの獲得がついに決定。

序盤は指揮官が掲げるスタイルの浸透が優先だろう。クラブとしてリーグ優勝がもはや当たり前という環境の中、自らの色を出しつつ結果を出すことを要求されているピルロ新監督。新米監督にとってはあまりにもハードルが高い要求に思えるが、果たして周囲を納得させる結果を出せるだろうか。

 

 

インテル

主な新加入選手

  • アクラフ・ハキミ     ←ドルトムント(レアル・マドリードへレンタルバック後に売却)
  • アレクサンダル・コラロフ ←ローマ
  • マッテオ・ダルミアン   ←パルマ
  • アルトゥーロ・ビダル   ←バルセロナ
  • ラジャ・ナインゴラン   ←カリアリ(レンタル復帰)
  • イバン・ペリシッチ    ←バイエルン(レンタル復帰)

主な退団選手

  • ディエゴ・ゴディン      →カリアリ
  • クワドォー・アサモア     →未定
  • クリスティアーノ・ビラーギ  →フィオレンティーナ(レンタル終了)
  • ボルハ・バレロ        →フィオレンティーナ
  • アントニオ・カンドレーバ   →サンプドリア
  • ヴィクター・モーゼス     →チェルシー(レンタル終了)
  • セバスティアーノ・エスポジト →SPAL(レンタル)

新シーズンへの展望

昨シーズンはセリエA、ヨーロッパリーグでともに準優勝とまずまずの評価を下せる結果を残したコンテインテル。しかし、今シーズンはセリエAの覇権奪回、そしてチャンピオンズリーグでの躍進を目指してさらなる大型補強を敢行。コンテ監督が望む理想の陣容が完成を見た。

運動量が重視される中盤にはユーベ時代から師弟関係を築くビダルを獲得。さらにカリアリからのレンタルから復帰した同タイプのナインゴランも今期の構想に含まれている模様だ。

バルサから加入したビダルはコンテ監督とはユベントス時代からタッグを組んでおり、その戦術は熟知しているはずだ。

ゴディンを手放した最終ラインにはコラロフを補強。高精度の左足から繰り出される長短のパスでの組み立てはチームの新たな武器となるだろう。ただし、絶対的な主力であるシュクリニアルに退団の噂がくすぶっており、予断は許さない。仮に退団の運びとなれば、大打撃は免れない。

正確な左足から繰り出すクロスを武器とする左サイドバックだったコラロフだが、昨シーズンにローマで3バックの左CBという新境地を開拓。インテルでも同じポジションで起用される見込みだ。

ウイングバックには二人の実力者を補強。昨シーズンにドルトムントで大ブレイクを果たしたハキミは圧巻のスピードとスタミナを持ち合わせており、コンテが求める理想のウイングバック像に合致する。

昨シーズンはチャンピオンズリーグで4ゴールを挙げるなど得点力も備えるハキミ。2節に早速ゴールを決めて得点力の高さを証明している。

もうひとりはイタリア代表のダルミアン。両サイドを遜色なくこなす利便性は過密日程が予想される今シーズンでは特に重宝しそうだ。

マンUでは出場機会に恵まれなかったが、移籍したパルマで復活。イタリア代表にも返り咲き、インテルへの栄転をつかみ取った。

さらに、バイエルンで欧州制覇に貢献したペリシッチは、バイエルンへ手放さずレンタルから復帰させてチームの構想に含めるという選択をした。昨シーズンにウイングバックとしての起用がはまらないと判断したのは、ほかでもないコンテ監督だった。ペリシッチが自らの実力でコンテ監督を納得させた形となった。

昨季のプレシーズンにコンテ監督に見限られてレンタルに出されたペリシッチだったが、レンタル先のバイエルンで活躍して復帰を勝ち取った。

この大型補強でユベントスにも見劣りしない強力な陣容を手に入れたインテル。いよいよユベントスの牙城を崩すかと期待が高まっている。

 

 

ミラン

主な新加入選手

  • ジオゴ・ダロ        ←マンチェスター・ユナイテッド(レンタル)
  • サンドロ・トナーリ     ←ブレシア(レンタル)
  • ブラヒム・ディアス     ←レアル・マドリード(レンタル)
  • イェンス・ペッター・ハウゲ ←ボデ・グリムト

主な退団選手

  • アスミール・ベゴビッチ   →ボーンマス(レンタル終了)
  • ディエゴ・ラクサール    →セルティック(レンタル)
  • ルーカス・パケタ      →リヨン
  • ルーカス・ビグリア     →カラギュムリュク
  • ジャコモ・ボナベントゥーラ →フィオレンティーナ

新シーズンへの展望

一時はRBグループのラルフ・ラングニックの招聘がさかんに取り沙汰されていたミランだが、コロナウイルスの感染拡大に伴う中断を受けた再開後からは絶好調をキープ。勢いそのまま望んでいる今季序盤は安定感抜群の戦いを披露している。

基本は継続路線ながら、補強の目玉としてトナーリを獲得したのは大きいだろう。20歳ながらイタリア代表に召集されており、ガットゥーゾとピルロを掛け合わせたようなプレースタイルを持つ。今後10年以上にわたってチームの中心を担いうる超逸材だ。

今夏の目玉がこのトナーリ。憧れのクラブへの加入に心躍らせているはずだ。

また、若手アタッカーの獲得にも余念がない。レアルからレンタルしたブラヒム・ディアスはレアルでは出番に恵まれなかったとはいえ、同じようにレアルから加入して一気にブレイクしたテオ・エルナンデスの例もある。同じようにミラン加入を機にキャリアを好転させたいところだ。

また、注目なのがハウゲという選手。近年ウーデゴーにハーランドと次々と若手アタッカーを輩出しているノルウェーが生んだ新たな逸材で、世代別代表ではハーランドと2トップを組んでいたようだ。

思わぬ掘り出し物となる可能性があるのが、このハウゲ。近年スター候補生を量産するノルウェーが生んだ新生だ。

イブラヒモビッチはチームの絶対軸とはいえもう38歳を迎える。彼が去った後も見据えた先行投資的な意味合いが強いだろう。しかし、ハーランドのように彗星のようにスターダムを駆け上がる可能性もある。彼が出場した時はそのプレーに注目だ。

そして何より注目なのが、われらが冨安健洋の移籍が成立するのかどうかだろう。連日報道が過熱しており、移籍が実現すれば本田以来二人目の日本人選手となる。そうなると、日本人サポーターとしてはますますミランの動向から目が離せなくなること請け合いだ。

ユナイテッドからダロの獲得が決定し、やや可能性が低くなったように見えるが、市場が閉まる5日まで何があるかわからない。

両サイドバックをこなすダロの獲得が決定。開幕3試合でいまだ失点がない堅守がさらに強化された。

昨シーズンから好調を維持し、プレシーズンも含めて半年以上負けがないミラン。いよいよミラン復活の時がやってきたのか。代表ウィーク明けのインテルとのミラノダービーで、その答えが出るかもしれない。

 

 

 

ナポリ

主な新加入選手

主な退団選手

  • オレスティス・カルネジス  →リール
  • セバスティアーノ・ルペルト →クロトーネ(レンタル)
  • アラン           →エバートン
  • ホセ・カジェホン      →フィオレンティーナ
  • アミン・ユーネス      →フランクフルト(レンタル)
  • アダム・ウナス       →カリアリ(ニースからレンタルバック後に再レンタル)

新シーズンへの展望

シーズン前半戦は不調に陥ったものの、ガットゥーゾ監督の就任を機にV字回復。勢いそのままに、新シーズンではここまで圧倒的な強さを見せつけている。

補強の目玉がクラブ史上最高額で獲得したオシメーン。圧倒的なアスリート能力で小兵揃いだったチームに新たな側面をもたらしている。こうなると早めの段階で初ゴールを挙げて爆発のきっかけをつかみたいところだ。

クラブ最高額で加入したオシメーン。まずは初ゴールが欲しいところだ。

さらに、移籍期限最終日にはバカヨコの獲得が決定。長い四肢でボールをからめとる守備力が売りで、中盤の安定感をさらに高めうる即戦力だ。

一時はミラン入りが決定的と言われたバカヨコはナポリへ加入。

サッリ時代は「ヨーロッパで最も美しいサッカー」と称されたリズミカルなショートパスを繰り返すスタイルで鳴らしていたナポリ。そのサイクルは終わり、ガットゥーゾ監督のもと新たなスタイルで再び復調の兆しを見せている。大混戦が予測される今シーズンのセリエAでどこまで順位を上げられるか注目だ。

 

 

ラツィオ

主な新加入選手

  • ホセ・マヌエル・レイナ ←ミラン
  • ウェズレイ・フート   ←サウサンプトン(レンタル)
  • ゴンサロ・エスカランテ ←エイバル
  • アンドレアス・ペレイラ ←マンチェスター・ユナイテッド(レンタル)
  • ヴェダド・ムリキ    ←フェネルバフチェ

主な退団選手

  • ジョルダン・ルカク   →ロイヤル・アントワープ(レンタル)
  • ジョニー        →オサスナ(レンタル)
  • アンドレ・アンデルソン →サレルニターナ(レンタル)

新シーズンへの展望

昨シーズンは21戦無敗を記録するなど望外のスクデット争いを演じたラツィオ。一時は首位にも立つなど健闘したものの、コロナウイルスの感染拡大にともなう中断を受けた再開後には急失速。結局4位でシーズンを終えた。選手層が薄いことが災いし、過密日程に耐え切れなかった格好となった。

これを受けて、今夏は昨季の主力を残したうえで選手層を拡張する補強を敢行した。中盤にはハードな寄せが持ち味のエスカランテとマンUでくすぶっていたペレイラを補強。一時はダビド・シルバの獲得が確定的だと報道されていたが、直前でレアル・ソシエダに奪われてしまった。これは誤算だったが、選手層の拡張にはひとまず成功したといえるだろう。

マンUでは思ったように出番を得られなかったペレイラ。イタリアの地で浮上のきっかけをつかめるか。

さらに最前線には、トルコからムリキを獲得。長身で競り合いに強いというこれまでにいないタイプのストライカーだ。

トルコから加入した「第4のフォワード」ムリキ。エースのインモービレとの関係構築がカギを握る。

さらにGKには経験豊富なレイナを補強。これ以上はない理想的なバックアッパーだ。

経験豊富なレイナを獲得したのは大きいだろう。昨シーズンは終盤に失速したチームだけに、彼の経験を還元できればチームの安定感は増すはずだ。

そして、移籍期限最終日にはフートを復帰させた。DFラインにけが人が続出している状況を受けての緊急補強となった。

3シーズン前にもラツィオに所属したフートはインザーギ監督の戦術を知っているという点でアドバンテージを持つ。けが人続出のDFラインの救世主となれるか。

地味だが効果的な補強で着実に戦力を拡張してきたラツィオ。セリエAでは躍進した反面、ヨーロッパリーグではよもやのグループリーグでの早期敗退を喫した昨シーズンのラツィオだが、選手層が拡張された今シーズンはチャンピオンズリーグでも躍進に期待したい。本来の実力を発揮できれば、少なくともグループリーグでつまづくことはないはずだ。

 

 

ローマ

主な新加入選手

  • マラシュ・クンブラ  ←ヴェローナ
  • リック・カルスドルプ ←フェイエノールト(レンタル復帰)
  • ペドロ        ←チェルシー
  • ボルハ・マジョラル  ←レアル・マドリード(レバンテからのレンタルバック後に再レンタル)

主な退団選手

  • ロビン・オルセン       →エバートン(レンタル)
  • アレクサンダル・コラロフ   →インテル
  • ダビデ・ザッパコスタ     →ジェノア(チェルシーへレンタルバック後に再レンタル)
  • ジャスティン・クライファート →ライプツィヒ(レンタル)
  • ジェンギズ・ウンデル     →レスター(レンタル)
  • ニコラ・カリニッチ      →ヴェローナアトレティコ・マドリードへレンタルバック後に売却)

新シーズンへの展望

昨シーズンは5位で終えたローマ。久々に同じローマに本拠地を置くラツィオの後塵を拝し、今季は雪辱に燃えているはずだ。

今夏は例年と比べて出入りが少ない印象だが、効果的な補強はできている。チェルシーからフリーでペドロを獲得できたのは大きいだろう。ハードワークを身上とするスタイルはローマとマッチするはずだ。また、前線ではジェコの控えが不在だったところにボルハ・マジョラルを加えることに成功している。

チェルシーからフリーで加入したペドロ。33歳になったが、持ち前の運動量は衰えていない。

コラロフにスモーリングと主力を失ったディフェンスラインには、数多のビッグクラブが獲得を狙った逸材クンブラを補強。冷静な守備対応と正確なビルドアップ能力に大物感が漂う大器だ。

インテルラツィオ、ナポリなど国内の強豪に加え、チェルシーやマンUなど国外クラブなども獲得を狙ったクンブラをめぐる熾烈な獲得レースを制したのはローマだった。

さらに、移籍期限最終日に決定したスモーリングの完全移籍への移行は最大の補強かもしれない。昨シーズンはマンUからのレンタルという形で守備陣のかなめとして活躍。一度レンタル元へ返却され、完全移籍交渉が難航していた。彼の復帰で最終ラインが引き締められることは間違いないだろう。

昨シーズンの守備の要スモーリングの完全移籍への移行は難航していたが、移籍期限最終日についに決定。ローマファンは胸をなでおろしたはずだ。

2-2で引き分けた第2節ユベントス戦は内容的にはローマが勝ってもおかしくなかった。今シーズンも組織的な完成度は高い印象だ。とはいえ、ライバルたちと比べると陣容が見劣りするのも事実。フォンセカ監督に求められるのは、久々のチャンピオンズリーグ出場権の確保だろう。

 

 

アタランタ

主な新加入選手

  • ホアン・モヒカ       ←ジローナ(レンタル)
  • クリスティアン・ピッチーニ ←バレンシア(レンタル)
  • クリスティアン・ロメロ   ←ユベントス(レンタル)
  • ファビオ・デパオーリ    ←サンプドリア(レンタル)
  • アレクセイ・ミランチュク  ←ロコモティフ・モスクワ

主な退団選手

  • ティモティー・カスターニュ →レスター

新シーズンへの展望

昨シーズンのチャンピオンズリーグでの躍進を受けて世界的な知名度を上昇させたアタランタ。2シーズン連続の3位、その2シーズン前には4位と近年安定して上位にランクインしており、もはやセリエAの中では強豪といっていい。その証拠に、ユーべ、ミラノ勢、ローマ勢、ナポリにこのアタランタを加えて「新セブンシスターズ」という。国内の強豪クラブを指す言葉だ。

今夏の移籍市場では主力を手元のとどめつつピンポイントでの補強を敢行している。

注目なのはロシアのロコモティフ・モスクワから加わったミランチュク。アタランタの圧倒的な攻撃陣にどのようなアクセントを加えるのか注目だ。

ロコモティフ・モスクワから加わったアレクセイ・ミランチュク。

さらに、カスターニュを放出したウイングバックにはピッチーニとモヒカを獲得した。モヒカは昨シーズンはスペイン2部でプレーしたとはいえ、ロシアワールドカップのコロンビア代表に選出されていた実力者だ。第2節アタランタ戦では早速出番を与えられていた。今後の活躍次第では定位置を奪っても不思議はないだろう。

モヒカが務めるウイングバックはアタランタの選出のキモだ。早期にその特殊な役割を消化して出番を増やしたいところだ。

もはやセリエAの強豪の一角を占めるまでになったアタランタ。今シーズンはセリエAで安定した成績を残しつつ、昨シーズン目前で逃したチャンピオンすリーグでのベスト4入りを目指す。グループリーグで激突するリバプールとの試合が今から待ち遠しくてならない。

 

 

フィオレンティーナ

主な新加入選手

  • ルーカス・マルティネス・クアルタ ←リーベルプレート
  • ジャコモ・ボナヴェントゥーラ   ←ミラン
  • ボルハ・バレロ          ←インテル
  • ソフィアン・アムラバト      ←ヴェローナ
  • クリスティアーノ・ビラーギ    ←インテル(レンタル復帰)
  • リカルド・サポナーラ       ←ジェノア(レンタル復帰)
  • ホセ・カジェホン         ←ナポリ

主な退団選手

  • ダウベール      →レンヌ(インテルへレンタルバック後に再レンタル)
  • ミラン・バデリ    →ジェノア(ラツィオへレンタルバック後に売却)
  • マルコ・ベナッシ   →ヴェローナ(レンタル)
  • ラシド・ゲザル    →レスター(レンタル終了)
  • フェデリコ・キエーザ →ユベントス(レンタル)

新シーズンへの展望

前出のアタランタに「セブン・シスターズ」の一角を奪われたのがフィオレンティーナだ。ここ数シーズンは中位に低迷しているものの、かつては上位争いの常連で「旧セブン・シスターズ」の一角を占めていた古豪だ。

その古豪にポジティブな雰囲気が漂っている。今夏の移籍市場で効果的な補強を展開しているのだ。

ミランで長く主力を張ったボナベントゥーラに、3年ぶりに復帰したボルハ・バレロ、さらに昨シーズンにヴェローナの躍進の中心的選手としてブレイクしたアムラバトを獲得し、中盤を重点的に強化したのだ。さらに、ウイングバックにはイタリア代表のビラーギを復帰させている。

長年ミランの中盤を支えたボナベントゥーラ。当初はローマへの入団が確定的だとされたが、フィオレンティーナが横取りした形となった。

また右ウイングバックでは、チーム生え抜きのキエーザがユベントスへ禁断の移籍。サポーターの精神的なダメージは大きいだろうが、代役としてナポリからカジェホンを獲得できたため戦力的なダメージは最小限に抑えることができている。

ナポリからフリーで獲得したカジェホン。対戦した長友佑都が「オフザボールの動き出しが世界一うまい」と絶賛した実力者だ。

さらに、懸念だった最終ラインにはアルゼンチンの名門リーベルプレートからルーカス・マルティネス・クアルタを獲得することに成功した。すでにアルゼンチン代表に継続して召集されており、それでいてまだ伸びしろを残す24歳だ。この補強は大きいだろう。

アルゼンチンでは屈指の実力者、ルーカス・マルティネス・クアルタがセリエAに参戦する。

今夏の充実の補強により、ヨーロッパリーグ争いに絡んでもおかしくないような充実の陣容が完成した。事実、開幕節のインテル戦では優勝候補をぎりぎりまで追い詰める堂々たる戦いぶりを披露した。

新セブン・シスターズにフィオレンティーナが食らいついていけば、今シーズンのセリエAは非常にスペクタクルなリーグになるのは間違いない。かつての栄光を取り戻すという意味でも、リーグを盛り上げるという意味でも、古豪フィオレンティーナには台風の目となってほしい。

 

 

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