【新体制査定】新システム導入で、今年こそは!FC東京がJ1制覇に挑む

【新体制査定】新システム導入で、今年こそは!FC東京がJ1制覇に挑む

2020年1月26日 1 投稿者: マツシタ
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昨季、優勝目前でシャーレを横浜FマリノスにさらわれてしまったFC東京。今シーズンこそは覇権奪取に向けて士気が高まっているはずだ。

そんなFC東京の新シーズンの陣容について、まとめてみようと思う。

 

昨季の継続路線にピンポイント補強

まず、新シーズンの予想布陣をご覧いただこう。

何といっても大きかったのは、昨季ほぼ固定メンバーで優勝目前まで行った主力をすべて手元にとどめておけたことだろう。

代表で海外組に刺激を受け、海外挑戦が噂された室屋成や橋本拳人、中国クラブから引き抜きの噂が絶えなかった絶対的エース、ディエゴ・オリベイラらは、そろって新体制に名を連ねることになった。これにより、昨季からの継続路線を歩むことが可能となった。

そこで、今冬FC東京がとったのが、昨季の陣容にプラスアルファをもたらせるピンポイント補強だ。

岡崎慎を清水エスパルスにレンタルに出したCBには、神戸からレバノン代表のジョアン・オマリを獲得。噂のあったセレッソの木本恭生を加えられれば申し分なかったが、オマリも戦力として計算できる実力者だ。

久保建英が抜けて以降質が低下した右サイドハーフには、鹿島からレアンドロを獲得した。得点力が最大の持ち味で、好不調の波があるもののかつてブラジルA代表に召集された経験もあり、実力に疑いの余地はない。よりチャンスメーカー色が濃い三田啓貴とポジションを争うことになるだろう。守備組織の一部として機能できるかどうかがポイントとなるだろう。

そして、絶対的な2トップの代役不在が昨季からの課題だった。どちらかの不在時には高萩を1列挙げてトップ下的に起用していたほど。この反省から、クラブOBの武藤嘉紀の名前も取り沙汰される中、降格した磐田からアダイウトンを獲得した。頑強なフィジカルとスピードを活かしたドリブルで豪快にゴールに迫るアタッカーで、左サイドと2トップの一角をこなす。全治4か月の重傷を負って開幕に間に合わない永井の代役として、まずは2トップで起用されるだろう。永井が担ったプレスの急先鋒としての役割を担えるか。磐田時代よりも献身性が求められるだろう。一方でディエゴ・オリベイラと好連携を構築できれば、永井の復帰後は面白いポジション争いが期待できそうだ。

 

新機軸として4-3-3に挑戦

ここまでは、昨季に採用された4-4-2の継続を前提として話を進めてきた。しかし、今回のプレシーズンキャンプで、FC東京は4-3-3の新機軸の導入に向けてトレーニングを行っているという

2トップの存在感が絶大ゆえ、彼らが封じられると攻撃が単調になりがちだった昨季の反省に加え、その一角を担った永井謙佑が長期離脱で開幕から1,2か月の間不在だ。これを受けて、2トップに頼らない攻撃パターンの構築を目指し、中盤が厚くなって支配力が増す4-3-3システムの導入を検討しているのだろう。

4-3-3を導入する場合、予想される布陣は次のようになるのではないか。

東をインサイドハーフに起用し、高萩と組ませる。こうすれば中盤の構成力は増すだろう。本職がボランチの三田を起用してもいいだろう。そして、前線には強力ブラジル3トップが並び立つことになる。このシステムの完成度が高まれば、より攻撃力が増し、昨季からさらなる進化を遂げる可能性もあるだろう。

しかし、両翼にブラジル人選手を置くことで守備強度は低下する恐れがある。ここから守備網を破壊されてしまう恐れもある。昨季に見せた堅固な守備を保ちつつ攻撃力をアップさせられるのか。新シーズンの注目点だろう。

 

ところどころ選手層が薄いポジションも

また、そのほかにも選手層が薄いポジションがあるのも気がかりな点だ。

夏の太田宏介に加えてオ・ジェソクのガンバフッキが決定し、サイドバックの選手層は薄くなっている。室屋、小川がともに両サイドをこなすものの、控えのバングーナガンデ、柳らは未知数だ。

加えて、日本代表に完全に定着した感がある橋本拳人は代役不在だ。もし彼が負傷離脱するようなことがあれば大打撃は免れない。中盤を引き締める潰し屋的なキャラクターは現在の陣容に見当たらず、高萩や三田ら司令塔タイプがほとんどなのだ。彼が離脱してしまうと、一気に守備強度が低下しかねないだろう。

 

ここまで見てきたように、ところどころ不安要素はあるものの、昨季のベースを残し、そこに新戦力をピンポイントで上積みすることで、陣容は確実にパワーアップを遂げている。4-3-3の新機軸が機能すれば、昨季からさらにパワーアップを果たしたFC東京がシャーレを掲げていても不思議はないだろう。