【爆速筋肉ダルマ】アダマ・トラオレのプレースタイルまとめ!

【爆速筋肉ダルマ】アダマ・トラオレのプレースタイルまとめ!

2020年1月24日 3 投稿者: マツシタ
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今、その名を欧州中に轟かせている若きアタッカーがいる。イングランド・プレミアリーグのウォルバーハンプトンに所属する右サイドアタッカー、アダマ・トラオレだ。

現在、リーグ戦22試合で4ゴール7アシストとブレイクを遂げ、バルセロナやマンチェスター・シティが獲得興味を持っていると報道されるまで勢いに乗っている。

そんな彼はどのようなプレースタイルで注目を浴びているのかについてまとめていこうと思う。

 

圧倒的なスピードを持つドリブラー

トラオレの特筆すべき特徴は、何と言ってもそのフィジカル能力だ。下の写真を見てほしい。これが彼が筋肉ダルマたるゆえんだ。

強靭なのは上半身だけではない。下半身も筋骨隆々で、太ももの筋肉の太さたるや大木のよう。当然、コンタクトプレーで倒れることはほぼなく、バランスを崩すことさえ珍しい。

加えて、これほどの筋肉を装備していながら異常なまでのスピードを誇る。純粋なスプリントスピードも半端ではない(おそらくすべてのサッカー選手の中でも最速級)が、彼のドリブル突破を支えるのが加速力だ。自慢の足で力強く一歩を踏み出すことで、2歩目にはトップスピードに乗ってしまう。フィジカル能力だけを見れば、まるでラグビー選手だ。

昨シーズンまではこのスピードに任せた強引な仕掛けが目立ったが、今季のトラオレは一味違う。細かいステップで相手の足を止めてから、一気に加速して相手を抜き去るのだ。その急加速力を活かすすべを習得したのだ。この仕掛けは難しいフェイントを一切使っていないものの、確実に相手を抜き去ることができる。止めることはほぼ不可能だ。

さらに、相手を抜いた後のクロス精度の高さも素晴らしい。異常な筋力を持っていながら、クロスを大きく蹴りすぎることがほぼないのだ。むしろ、柔らかいクロスを得意としている印象で、フィジカル系の選手によく見受けられるパスやクロスの雑さは、彼にはあまり見受けられない。EL予選から含めると今季すでに2桁アシストを記録しているのもうなずける。

もちろん、強烈なキックを見舞うこともできる。相手DFがスピードに乗った突破を警戒して距離を空ければ、強烈なミドルシュートを放つ。マンチェスター・シティ戦での同点弾など、重要な場面でこの弾丸ミドルがチームを救った場面も見受けられる。

また、彼はバルセロナの下部組織出身で足元の技術にも優れている。これほどまで高い次元でフィジカルとテクニックが融合したアタッカーは世界的にも希少で、世界に名だたる名門が獲得を検討するのも納得だ。

 

左足のキックなど、改善点もあり

では、そんな彼の改善すべき弱点も見てみよう。

まず、守備での貢献度は非常に低い。これは、彼のスプリント能力を攻撃時に最大限発揮してもらうためにチームとして許容している部分なのかもしれない。しかし、ウルブスの試合を見るかぎり、彼が組織的守備の局面で貢献できるほどのインテリジェンスを備えているようには見えない。今後ウルブスから強豪クラブへ移籍することがあれば、この点が足かせとなって出場機会が限定されてしまうことは考えられる。

そして、前述の通り右足の精度は非常に高い一方で、利き足とは逆の左足のキック精度はお世辞にも高いとは言えないレベルだ。彼が備える対策不能なスピードによりほぼすべてのプレーを右足で完結させられるため、これまで左足をほぼ使ってこなかったのだろう。もちろん、現状でも十分相手に脅威を与えられているのだが、両足を遜色なく使えるようになれば、より対策不能なアタッカーとなるのは間違いない。

また、自分がボールを持った場面での破壊力は素晴らしいものの、オフザボールの動きは要改善だ。特に、逆サイドにボールがあるときはただ眺めていることが多い。このような場面でもゴール前に進出し、フリーでボールを受けられるようになれば、より得点数も上がってくるだろう。彼がこの先真のワールドクラスに上り詰めていくために求められるのは、このポイントだろう。

 

あとがき

強豪クラブへのステップアップがささやかれるアダマ・トラオレ。現在はチーム内で特別な存在として扱われているが、競合に加入するとそうはいかなくなるだろう。そうなったときに献身性や適応力を発揮できるか。これが選手としてさらに一つ上のレベルに到達できるかどうかの分かれ目となるだろう。

 

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