東大生は能動的に本を読む! 『東大読書』を読んでみた

東大生は能動的に本を読む! 『東大読書』を読んでみた

2018年12月8日 0 投稿者: マツシタ
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みなさんこんにちは。

今日は東洋経済新報社から出版されている『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』を読んで記事を書いていこうと思います。

受け身な読書になっていないですか?

いきなりですが、ここでみなさんに質問です。

なんとなく受け身な読書をしていませんか?

多くの人は読書をするときはリラックスして、軽く文章を流すかんじで読んでいくことが多いのではないでしょうか。本に書いていることをそのまま受け取り、疑うことなく受け入れていないでしょうか。僕も、つい半年前くらいまではそうでした。

しかし、そのような読み方をしていてこんなことを感じた経験はないでしょうか?

「読んでいるときは分かっていたつもりだったのに、数日たつと内容がほとんど残っていない!」

多くの人が経験したことがあると思います。これを受けて読み方を改善したいと思ったことがある人も多いと思います。そんな人にお勧めしたいのが、この『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』です。

 

東大生は能動的に読書する!

この本では、東大生である著者が、多くの東大生が実践する読書法を紹介することをメインとしつつ、読むべき本の選び方も紹介しています。

全部で11の読み方の技法が紹介されているのですが、すべてに共通するのは読書に能動的に取り組むという姿勢です。

自分の頭で常に考えながら、疑問を持って批判的に本を読んでいくんです。これが我々一般人と東大生の大きな違いであるといえます。これを本書では「本と議論する」と表現しています。

 

質問を持つことにより「読解力」が身につく!

そして能動的な読書をすることは、読解力と思考力が身につくという副次効果を生みます。

まず大切なのは、本に書いていることを疑ってかかることです。本の中に書いていることを疑って質問を持つことで、その質問への答えを探そうと本にのめりこむことができ、より深くまでその本を読みこむことができます。

その結果、素早くかつ正しく文章の内容を理解する「読解力」や、より深く文章を理解し論理の流れを終えるようになる「論理的思考力」が身につけられるというわけです。

さらに、筆者はその本の内容を理解しているかどうかは短い言葉で他者に伝えることができるかどうかでわかるとし、本の内容を分かりやすくかみ砕く力である「要約力」も重視しています。要約するには当然筆者の主張を理解している必要があるため、要約の練習をすることは即解力の向上につながるのです。

 

疑問を持つことにより「思考力」が身につく!

このように、質問を繰り返していくと、その本の中では解決できない問いが現れます。筆者はこの問いを質問と区別して疑問と呼んでいます。

疑問を解決するには、自分なりに調べたり、またほかの本を読んだりと、さらなる活動を必要とします。

さらなる活動によって多角的なものの見方、つまり「客観的思考力」が得られるのです。

このように、疑問に対して自分で納得できるまで悩んで向き合うという過程を経ることで読書によって得られる「情報」を「知識」に変え、本の内容を本当に理解しほかのところでも活かせる「応用力」が得られるのです。

「客観的思考力」と「応用力」を手に入れる過程で、自分の頭で考え抜く本当の「思考力」が得られるというわけです。

 

これらの力を身につけるための具体的な方法は読んでみるべし!

本書ではこれらの力を手に入れるための具体的な方法を5つに大別し、その読み方の意義は何なのか、具体的にその読み方はどんなものでどのように実践するのか、その読み方により得られる効果は何なのかという順を追って説明されています。

具体的にどのような方法があるのか気になったあなたは、ぜひ実際に手に取って読んで見てください。

 

受験参考書としてもおすすめ!?

僕がこの本を読んでみて感じたのは、この本、受験参考書として使えるんじゃないか?ということです。

理由は2つあります。

ひとつは、「読解力」は現代文で必要なちからそのものだからです。読解力とはすなわち著者の主張を正確に読み取ること。受験現代文ではこの力が最も求められます。

『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』では、この著者の主張を読み取るためのテクニックが多く掲載されています。例えば、本の内容の要約的な一文の探し方というのが紹介されているんですが、これはすなわち著者の主張をまとめた一文に他なりません。これを見つけるテクニックが身につけば、著者の意見を容易につかむことができる読解力が飛躍的に向上し、受験現代文で大きな助けとなってくれるでしょう。

このほかにも、本書では著者の主張をつかむための手法が多く紹介されており、現代文の点数が伸び悩む生徒にとっては長くてかたい参考書を読むよりも休憩合間に手軽にかつ手っ取り早く読解力を身につけることができると思います。

もうひとつは、東大に関連する描写が多くみられるからです。特に、東大受験に関する記述が多い。東大が受験生に何を求めているか、また入学してきた学生に何を求めているのかが頻繁に触れられていて、東大を目指している受験生にとっては休憩合間にモチベーションを上昇させつつ東大入試の全体的な傾向をつかむことができると思います。

これらの理由から、この『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』は受験生にもぜひ1度は目を通してほしいと思っています。

 

それでは今日はここらへんで失礼いたします。