プレミアリーグ第11節 アーセナルvsリバプール 試合分析レポート

プレミアリーグ第11節 アーセナルvsリバプール 試合分析レポート

2018年11月4日 0 投稿者: マツシタ
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こんにちは。

今日はプレミアリーグから注目のビッグマッチ、アーセナルvsリバプールを見て分析していこうと思います。

スターティングメンバー

 

 

アーセナルはコシエルニー、ソクラティス、モンレアルなど守備陣に負傷者が出てホールディングが先発。

対するリバプールはヘンダーソン、ナビ・ケイタ、チェンバレンなど中盤に負傷者が相次いでいる状況で、ヘンダーソンが主に務めるアンカーにはファビーニョが先発しました。

 

アーセナルの視点

アーセナルはしっかりとボールを保持してパスワークから崩していこうとする攻撃的なスタイル。特に今シーズンはゴールキックもすべてつなぐなどその方針は徹底されています。この日も試合を通しての支配率は61%を記録しました。このパスワークの中心としてタクトをふるったのはセントラルMFのジャカ。積極的に縦パスを入れて攻撃のスイッチを入れていました。この日のアーセナルは素早いパスワークでリバプール得意のゲーゲンプレスを許さず、チャンスを多く作り出していました。

攻撃は基本的に左サイドから。アレクサンダー=アーノルドとジョー・ゴメスのサイドをつこうという狙いです。オーバメヤンがサイドから中に入り込んでエジルが入れ替わるように左サイドに流れてジャカとともに攻撃を組み立てていました。

一方の守備は、相手のお株を奪うようなハイプレスを敢行。相手の中盤ラインでのミスを誘ってそこからのショートカウンターを繰り出せていました。

攻守ともに狙ったサッカーはできていたと思います。特に立ち上がりの15分は相手を完全に押し込んでいました。その後、20分前後に立て続けに2つの決定機を作られたところは今後の修正ポイントですね。ともにDFラインの裏を取られての形で、一つはフィルミーノのシュートがバーに弾かれ、もう一つはファン・ダイクとの1対1をレノが防いで事なきを得ました。ともにムスタフィとホールディングの間のギャップを破られてフリーを作ってしまっていました。DFラインとして中央を破られるのはいただけないところ。早めの修正が必要でしょう。

後半も試合を支配するものの60分に先制されてからは守備を固めて前線のスピードを活かしたカウンターを狙うリバプールに手を焼きます。ベンチは立て続けに3枚の攻撃的なカードを切っていきます。ラスト15分ではイウォビをサイドバックに置いてがむしゃらに攻めます。するとそのイウォビのラストパスからラカゼットが抜け出し、振り向きざまの反転シュートで追いつきます。イウォビのパスも左サイドから。狙い通りの得点だったんではないでしょうか。

 

リバプールの視点

立ち上がりは高いテンションで入ってきたアーセナルに押し込まれる展開。特に中盤でのボールロストが相次ぎ、相手のショートカウンターを食らいながらも耐えるという展開が続きました。リバプールの基本的な狙いは両ウイングのサラー、マネの早さを生かすことで、早めのロングボールが主な狙いとは言え、中盤のつなぎは改善の余地がありますね。最初の決定機であるフィルミーノの1対1の場面以外、パスワークから生み出したチャンスがありませんでしたからね。

リバプールの主な攻撃手段は、前半はセットプレー、後半はカウンターでした。セットプレーで猛威を振るったのはファン・ダイク高さ。前半に1対1の場面とポストに嫌われた場面の二つの決定機があったほか、後半にもヘディングシュートの場面がありましたが、こちらはレノに防がれました。守備でも幾度となくデュエルを制してチャンスの芽を摘んだこのセンターバックが今日のMOMにふさわしいと思いますね。

後半はサラー&マネの自慢の両翼のスピードを活かした狙い通りの攻撃を展開。先制点もマネの突破からのクロスボールのこぼれ球をミルナーが決めたものでした。先制後はアーセナルがより前がかりなったため、しっかり引いてカウンターを狙えばよかったしそれがはまっていましたね。ただ、追加点が奪えず追いつかれてしまったのは痛かったですが。

やはりパスワークから試合を押し戻すようなプレーができればより余裕ある試合運びができたと思います。ここは次への課題でしょう。

もう一つ、この試合で露見した課題はアンカーの問題。ファビーニョは両脇のスペースを使われた守備だけでなく相手の素早いプレスの標的にもなり、不安定さが否めない内容に終始しています。後半にはワイナルドゥムをアンカーに下げてファビーニョをインサードハーフに出すことで一応中盤の安定は取り戻されていましたが、今後ヘンダーソンがいない間どのように中盤を構成するのかは今後の大きな課題でしょう。

 

まとめ

両者ともにアグレッシブでプレー強度の高い好ゲームでした。特に開幕から競合に連敗していたアーセナルはしっかりと成長を見せていて、今後に期待が持てますね。

一方のリバプールはこれまでのところチェルシー戦、シティ戦に続いて強豪との対戦はすべて引き分け。優勝候補筆頭として名を挙げられているチームとして、優勝を争うであろうライバルとの試合にしっかりと勝ち切れるかどうかは今後を左右すると思います。しっかりと格下を退けつつ、今後は強豪との試合でも勝負強さを発揮してほしいですね。

それでは今日はここらへんで失礼します。